大言小語 放棄地のような山
お宅の山の木が倒れて道をふさいでいる。何とかしてほしい―と言われて、所有者の高齢女性は、さて困った。もう何十年もその里山には入っていない。義父と何カ所か、山の下刈りや枝打ちの手伝いに行ったことはある。現場を確かめようと思ったが、〝道なき道〟…

お宅の山の木が倒れて道をふさいでいる。何とかしてほしい―と言われて、所有者の高齢女性は、さて困った。もう何十年もその里山には入っていない。義父と何カ所か、山の下刈りや枝打ちの手伝いに行ったことはある。現場を確かめようと思ったが、〝道なき道〟…
昼食を食べるため、飯田橋駅近くの居酒屋に入って驚いた。内装がすべて木材。テーブルは厚さ10センチもあろうかという欅の一枚板。椅子は杉材で座り心地がいい。「今度は、夜来よう」と固く誓った。やはり木は落ち着く。なぜ、日本人は木の魅力をもっと活用…
今年の大型連休は暦の関係で連休が分かれたため、「高・近・短」がキーワードの、「ちょっとゴージャスに国内旅行」がトレンドだったようだ。 ▼中でも人出で賑わったのが、連休前の4月26日に街開きしたグランフロント大阪。いわゆる大阪・梅田北ヤードの…
「私たちは仕事柄、この連休もフル稼働。それはいいが、子供の運動会に一度も行けなかったのも仕方がない」とは、理髪店経営者の話である。サービス産業は元々人が休むときが書き入れ時である。それは観光地、リゾート施設、繁華街も同じだ。 ▼4月初め、国…
一般社団法人シェアハウス振興会が推奨している入居者ルールでは、「個室へのノックは禁止」である。たとえ、どんなに仲の良い入居者同士でも一つ屋根の下で暮らしているときに、「いつ誰がノックするかも知れない」という状況は、結構ストレスになるからだと…
将棋のプロ棋士とコンピューターが5人対5プログラムで対決する「電王戦」は、初戦プロ側が勝ったものの、その後2連敗、4局目の対局者が必敗の将棋から、相手陣内に入る入玉持将棋を狙い、引き分けに持ち込んだ。人間の勝ち越しはなく、五分にするしかない…
ご注意、団体信用生命保険特約制度は一度脱退されますと再加入できません。住宅ローンを完済されるまで継続してご加入ください-。最近、住宅融資を受けている金融機関から届いたお知らせの裏面の文言である。主題の表面は、今年7月以降に繰り上げ返済などで…
「大人の居酒屋」賞をあげたいような店が、東京・八丁堀にある。2回目に友人を誘って行ったとき、早くも顔を覚えていてくれて、ちょっとした優越感にひたる。テーブル席が埋まっていたのでカウンター席へ。最初に行ったとき、店はすいていた。普通、一人だと…
現在、将棋の「電王戦」が行われている。これは、プロ棋士とコンピューターとの対戦、5人対5将棋ソフトとの平手戦だ。プロの中にはバリバリの若手棋士やA級八段も居て、まさしく真剣勝負。チェスの世界では、トッププロを負かすソフトが生まれており、将棋…
高層住宅管理業協会は4月から「一般社団法人マンション管理業協会」として新たなスタートを切る。現協会名では一体何をやっている団体かよく分からないという指摘もあった。今度は「『名は体を表す』ではないが、一目瞭然。これを機会に協会の存在を大いにア…
小欄で取り上げたこともある、都内某所に数年前オープンしたお気に入りの焼鳥屋に久しぶりに足を運んだ。せせり、せぎも、ぺた、おび、ちょうちんなど、めずらしい部位がどれもおいしく、あいかわらずの満席状態。……しかし、何かが違う。 ▼居ても楽しくな…
東日本大震災が起こった11年3月11日。2年の歳月が、震災を経験した人たちの心を少しずつであっても癒してくれたと祈りたい。震災復興や原発処理はいまだ道半ばだが、3.11以降、日本社会の価値観は大きく変わり、多くの教訓も得た。安全・安心、家族…
制定からおよそ120年、民法がついに大改正されるか。法務省は民法改正の中間試案をまとめ、4月からパブリックコメントを始める。身近な法律だけに、改正内容によっては国民生活に大きな影響が出るだろう。 ▼現行の民法はパンデクテン方式で編成されてい…
シャッター商店街というと、かつては地方都市の駅前が代名詞だったが、流れは大都市の郊外駅前に広がり、最近は都心部周辺でも散見される。高齢化の波が大都市圏に押し寄せているのと同じように、買い物難民も出始めているのにである。不況で人通りの多い商店…
〝イクメン〟の名付け親で、東レ経営研究所主席コンサルタントの渥美由喜氏は言う。「これからはイクメンでなければ女性にモテないし、出世もできない」と。出世を助けるという見方が新鮮だ。理由は子育てや家事をこなすことで身につくタイムマネジメント力、…
宅地建物取引業法が昭和27年に制定されてから60年が過ぎた。その業法60周年の記念フォーラムが都内で開かれ、不動産業にかかわる多くの参加者が一堂に会した。業法は戦後間もない当時の住宅難を克服し、国民に安全な不動産取引を提供するという意図のも…
大阪市立桜宮高校におけるバスケ部顧問の『体罰』による生徒の自殺を受け、文部科学省が調査すると、名門競走部の監督による暴力など、全国各地で指導という名のもと教師の暴力が行われていた。 ▼子供たちは可哀相だ。小さいうちは、幼稚園などに居ても声が…
消費税の2段階引き上げは未知の経験である。来年4月に8%、再来年10月に10%となることを前提とした与党税制改正大綱が1月24日固まった。この2段階引き上げが国民生活や経済活動にどういう影響をもたらすのか。とりわけ人が生きる基盤で、最も高い…
業界団体の新年会で今年必ず話題に上るのが消費税問題だ。10%に上がるのが15年10月。軽減措置がどうなるのかにもよるが、住宅業界にとってかなり厳しい時代がやってくるのではという危機意識だけは持ち続けなければならない。 ▼将来確実に大きな変化…
例年にない人出で新年会が盛会だ。新政権への期待、選挙、新都知事の誕生、円安と株高、そして消費増税の負担軽減など話題も豊富だ。そうした中ふと目についたのが、多くの来賓客や来場者の胸につけられた「オリンピック、パラリンピック」東京招致をアピール…