日鉄興和不動産はこのほど、多拠点居住や複数拠点を行き来する新たなライフスタイルの推進を目的に、Sanu(東京都目黒区)に出資し、資本業務提携基本合意書を締結した。
日鉄興和不動産によると、シェア別荘市場のリーディングカンパニーであり、「Live with nature./自然と共に生きる。」をコンセプトとして掲げるSANUの理念に共鳴し、物件の共同開発やSANUが推進する「都市と自然を行き来する」新しいライフスタイル空間の創出、多拠点居住に関する調査研究などを協働し、更には共創を生み出すために、同社への出資・業務提携に至ったという。
SANUは日本全国の美しい自然の中に、都市に暮らす人々のための「自然の中のもう一つの家」として「SANU 2nd Home」を提供している。環境共生型のオリジナル建築プロダクトを開発し、2025年4月時点で全国31拠点189室に展開。今回の調達資金を活用し、今後も規模を拡大していく予定だ。
日鉄興和不動産は20年3月よりCVC活動をスタートし、25年4月時点で事業会社8社、ベンチャーキャピタル4ファンドに出資。出資を通じたパートナーシップにより、出資先企業と連携を図り、事業領域の拡大、既存事業の差別化・付加価値向上を推進してきた。