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ESRが神奈川県と協定締結、物流施設スペースを広域物資輸送拠点に

物流施設開発のESR(東京都港区、スチュアート・ギブソン社長)は、神奈川県の協⼒要請に基づいて同県内のESRの物流施設内を広域物資輸送拠点として提供する。「災害時における広域物資輸送拠点の開設等に関する協定書」を12月21日に締結した。

同協定により災害発⽣時にESRは対象施設内の倉庫や⾞路、バースや外構部分など使⽤可能なスペースを提供する。災害時の円滑な物資輸送につなげる。物流施設の外構部分以外も利⽤できるのは神奈川県では同社が初めて。

同社は神奈川県内に3件の物流施設を完成させて4物件目の開発を進めている。全国4⾃治体(埼⽟県久喜市、千葉県市川市、⼤阪府藤井寺市、同松原市)とも災害協定を締結しているが、都道府県レベルでの締結は神奈川県が初めて。

神奈川県知事の⿊岩祐治氏は、同日の協定式で「災害発⽣時に施設内のスペースを活⽤できることで、県⺠の安全・安⼼がより⾼まったものと考えている。920万⼈の県⺠を代表して御礼申し上げる」と話した。