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野村不動産 郊外エリアで本格化 新ブランド「OHANA」立ち上げ

 野村不動産は、郊外エリアでのマンション供給を本格化する。新ブランド「OHANA(オハナ)」を立ち上げた。3年後には年間1000戸の供給を目指す考えだ。

 低価格の1次取得者向けの物件とする。同社の高級ブランドとして定着している「プラウド」とは一線を画す考えだ。10月上旬から、東京都東村山市で初弾物件「オハナ 八坂萩山町」のモデルルームをオープンする。地上10階建て・総戸数141戸。専有面積71~92平方メートルで、価格は2500万円台~3900万円台。

 松本聖二副社長は、「土地が出たら郊外部でも開発しよう、という考えではなく、そのエリアで安定的に供給していくという決意も込めて新ブランドを立ち上げた。求めやすい価格で良質なマンションを供給したい」と話している。