住まい・暮らし・文化

住宅、工務店関連団体が協力し国産木材活用住宅のラベル表示制度構築

 ハウスメーカー関連団体や工務店関係団体等で構成する国産木材活用住宅ラベル協議会(会長・大橋好光東京都市大学名誉教授)が、「国産木材活用住宅ラベル」の表示制度を構築し、運用を開始した。12月22日に概要を公表した。住宅における国産木材の活用を分かりやすく表示することで、消費者の選択を促し、国産木材利用の促進を図る狙い。

 同ラベルの表示内容は、「国産木材活用レベル」(使用量に応じてレベル1~3で表示)と、「スギの使用量(花粉症対策)」(本数換算で表示)の2項目が必須事項。また任意事項として、キャッチフレーズや住宅の炭素貯蔵量、森林認証木材等の使用など、活用する木材に関する情報も表示できる。同ラベルの使用料は無料で、住宅本体への貼付のほか、パンフレットやwebページでも表示可能。

 同協議会の構成団体は、住宅生産団体連合会、日本木造住宅産業協会、日本ツーバイフォー建築協会、JBN・全国工務店協会、日本住宅・木材技術センター。問い合わせは、同協議会の事務局を務める日本住宅・木材技術センター研究技術部、電話03(5653)7662へ。

(画像) 「国産木材活用住宅ラベル」の基本デザイン(サンプル)