政策 賃貸・管理

共用部を避難者に開放 東京・品川区、民間マンションと協定締結

 東京都品川区はこのほど、「災害時における民間共同住宅の使用に関する協定」を、同区内のマンションと締結した。災害時に帰宅困難者などを対象として、集会室を開放する。
 協定を結んだマンションは、東急目黒線武蔵小山駅そばの「パークホームズ武蔵小山」。2008年に竣工した地上19階地下1階建て、総戸数238戸の大規模マンションだ。避難者に提供するのは地下と1階の集会室。広さはそれぞれ約50平方メートルで、100人程度を収容できるという。このほか、600人分の食糧や毛布などを備蓄できる倉庫も、区に貸し出す形で提供する。
 今回の協定はマンション側の申請によって実現。同区防災まちづくり事業部防災課では「大変ありがたい話。今後も申し出があれば、積極的に受け入れたい」と話している。