東京シェアハウス(東京都渋谷区)は、東京都内のシェアハウスに住む20代会社員の男女272人を対象として、2025年5月から同年6月にかけて聞いた「シェアハウス生活の実態」に関する調査の結果をまとめた。回答者全体の75%は、シェアハウス生活が自身の「キャリア」にとってプラスの影響を与えていると感じていることが分かった。
近年、シェアハウスは、単に家賃や初期費用の低さだけではなく、多様な人々との交流やコミュニティの形成を通じた自己実現の機会が得られるとして、都市部の若者を中心に評価されている。
同調査結果によると、シェアハウスを探す際に、最も活用した手段は、「シャアハウス専門物件サイト」(構成比28・0%)だった。シェアハウスで最も魅力に感じたことは、「家賃や初期費用などの経済的メリット」(同26・8%)と回答している。一方、入居したことでデメリットの点では、「プライバシーの不安」(同22・4%)と回答している。
ただ、回答者全体の24・3%が現在のシェアハウス生活に「非常に満足」している。また、「自己実現やキャリアに非常にプラスの影響を与えている」(同20・2%)や「ある程度」「一部プラス」を合わせると、全体の75%は、シェアハウス生活が自身にプラスの影響を与えていると感じている。