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スタンダード会員限定商業施設に〝野村らしさ〟を 野村不動産・平石浩介さん②

商業施設に〝野村らしさ〟を 野村不動産・平石浩介さん②
野村不動産にとって久々の大規模開発となった「日本橋室町野村ビル」。その中にオープンした商業ゾーン「YUITO(ユイト)」のテナント誘致に、平石浩介さん(法人カンパニーペアシステム事業部事業二課主任)が関わったことを前回紹介した。オープン後のオペレーションは別の事業部が引き継いでいるということだが、全く離れてしまっているわけではない。

 「毎日の売り上げの確認はもちろん、会社帰りや休日に様子を見に行ったり、時にはお客さんや友人を連れて食事で利用したりと頻繁に施設には行っています。こちらはテナントを誘致した立場。人の入り具合は気になりますから」

 

忙しく動き回る

 現在のメーンの仕事は、相模大野駅前(神奈川県相模原市)における事業。ショッピングセンターや「プラウド」ブランドによるマンションなどからなる大規模な再開発で、2010年の1月から携わっているという。「ですから、例えば午前中は相模大野、昼に日本橋、夕方にはまた相模大野と、慌ただしく動き回ることも多いですね」と平石さん。移動だけでも大変そうだが、「こんなに規模の大きい事業に、相次いで関われる自分はラッキー」と疲れを感じないそうだ。

 相模大野の再開発事業は2009年の12月に工事がスタートし、2013年の完成を目指している。平石さんはこのうち、大型商業部分の施設計画やテナント構成、ターゲットとなる顧客像の調査などを行っている。「地元の方々へのヒアリングやアンケートを行い、その結果を分析しながら事業性を検証しているところです」と話す。

 

様々な店舗を視察

 ところで、現在入社8年目という平石さんは、これまでどのようなキャリアを歩んできたのだろうか。「都心部のレストランビルの開発や運営を担当してきました。既存のオフィスビルの取得や売却なども担当しましたが、商業に携わっている時間が長いですね」。このキャリアの中で、どんな店舗であれば顧客に好まれるのか、などといったことを学んでいった。実際に店舗を利用、つまり「食べ歩き」もし、テナント誘致の情報収集に役立ててきたという。

 「ユイト」や相模大野といった大規模な事業に相次いで取り組んでいる平石さん。「当社は『大型商業施設』の開発経験があるわけではありません。ですからノウハウの蓄積はこれからで、そういった意味でやりがいを感じています。野村らしい商業施設のあり方、色を作っていきたいと思っています」

 元々、平石さんが所属するペアシステム事業部は、他部門と比べ「こうしなきゃいけない。といった業務の枠がない」のだそうだ。「相模大野のプロジェクトも同様ですが、手探りといっていいかもしれません。しかし皆で知恵を出し合い、これがベストだろうというものを創り出していく、そんなところがこの仕事の一番面白いところです。この事業が、新しい野村ブランドといわれるようにしたいですね」

 (住生活ジャーナリスト・田中 直輝)

「住宅新報・2010年11月23日号掲載」

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