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スタンダード会員限定強みを徹底して生かす、思わぬ力を発揮することも

人間には誰しも得手・不得手があり、「強み」もあれば「弱み」もあります。コンサルティングや研修では個人面談をする機会がありますが、中には、「私は、○○するのが苦手です」「どうも、□□は不得意で」など、自身の「弱み」を気にかけている方も多いものです。これは無理もないことで、私たちは、目の前に「普通のりんご」と「かじりかけで欠けたりんご」があれば、欠けている方にばかり目が行くという習性があるのだそうです。

 無論、自分の「弱み」を補うことは、仕事をスムーズに行うために必要ですし、決して悪いことではありません。しかし、「弱み」にばかりに目を向けていると、自己(セルフ)イメージが低くなり、弱気になってしまいます。それよりむしろ自分の「強み」をいかに生かすかということに注力することで、自信につながり、伸びやかに自分自身を育むことができるものです。

 例えば、異業種から不動産・住宅業界に入った方で、「私は、この業界のことはよく分かりません」などと、「経験がない」というマイナス面ばかりを気にかける方がいますが、むしろ、これまで培った業界の知識や経験、個性などを生かすことで、思わぬ力を発揮していくことができるものです。

 

「弱み」も転じる

 私の友人でも、昔は看護師だった経験を生かして、今は医院やクリニックなどの建築で実績を上げている方もいますし、イギリス留学の経験を買われて、ガーデニング部門のリーダーに抜擢され力を発揮している方もいます。あるいは、自分が知識不足で家づくりに失敗した過去の経験を生かし、今は、素人の目線でアドバイザーをしている方もいるのです。このように考えれば、「弱み」さえも、「強み」に転じて生かすことができます。

 余談ですが、この「強みを生かせば伸びる」という法則は、おもいしろいもので企業も同様です。「このエリアの不動産ならおまかせください」「狭小地住宅の設計実績多数あり」など、強みを前面に押し出すことで、お客さまへの訴求力がアップし売り上げも伸びます。対して「とりあえずできないものはありません(何でもできます)」といった会社は、結局強みがお客さまに伝わらず、売り上げが低迷するのです。

 さて、「自分の強みが分からない」という方は、一度、自身の強みを棚卸しするため、自分のできること・過去の経験・得意なこと・趣味・ワクワクすること・プライベートで好きなことなどを書き出してみるとよいでしょう。意外なところから、思わぬ人生が展開したり、道が拓けてくるものです!

 次回は、「プロ思考に徹する」ということについて、お話しします。

 (たはら・ゆうこ=ベーシック代表取締役)

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