〝なりたい〟イメージ持ち、皆から尊敬される人間に
連載: 女性のためのキャリアアップ術!
不況で職を失う人が少なくない時代に、世の中で女性パワーが注目され、活躍する場が与えられている私たち女性は本当に恵まれています。また、男女雇用機会均等法が施行され男性と対等の立場で仕事ができるようになったのは、これまで過去に大変苦労され、時には涙を堪えて険しい道を切り拓いてくださった女性の諸先輩方のお陰であると心から感謝しています。ぜひ私たちも、次に続く若き後輩たちのために、ロールモデルとなれるよう頑張りたいものです。
スキルUPにつながる
ロールモデルとは、「模範・お手本」という意味ですが、仕事におけるロールモデルとは「憧れの対象、尊敬できる人」といった存在のことです。「私も近い将来あんな風になりたい」と思う職場や取引先の先輩、また有名人などをロールモデルに設定するとよいでしょう。憧れの人がいることで元気が出ますし、モチベーションがアップします。また、具体的な理想像が明確になっていると、「あの人だったら、この仕事や課題にどう対応するだろう」と、日々自分と重ね合わせ考えながら仕事に臨むことで、自然にビジネススキルも向上していきます。
また、ロールモデルとして設定する人は、経験を積むにつれステップアップさせるとよいでしょう。私自身も、仕事を始めた頃は派遣会社のチーフコーディネーターがロールモデルでした。明るくキビキビと仕事をこなし、周囲から信頼を寄せられている先輩のようになりたくて、必死でパソコンや来客対応などのスキルアップに励んだものです。そして、50歳を過ぎた今でも、〝なりたい〟憧れのロールモデルを新たに設定しては自己研鑽にいそしむよう努めています。それは、毎日「今のままでいい」という〝現状維持〟に甘んじていると、環境が驚くべきスピードで進化している社会の中で取り残されてしまうためです。現状維持は、〝ゆるやかな下降〟でもあるのです。
さて、自分の〝なりたい〟イメージを明確化させることも大変重要です。米大リーグのイチロー選手は、小学校6年生の作文に、「将来は一流のプロ野球選手になる」「ドラフト入団で契約金は1億円以上」「試合に出られるようになったら、お世話になった人に招待状を配って応援してもらう」など、〝将来なりたい自分の姿〟を具体的かつ明確に書き記していたそうです。
更にイチロー選手が素晴しいのは、「プロになるためには、中学・高校と全国大会に出て活躍する」「活躍できるようになるには、練習が必要」「3才から練習を始めたが、3年生からは激しい練習を365日のうち300日はしている(そのため1週間に5~6時間しか友達と遊べない)」「こんなに練習しているから、必ずプロになれると思う」と、自分自身〝なりたい〟目標に対して「着実かつ継続的な努力を欠かさない」こと。こうして計画的にコツコツ努力をすれば、どんな夢でも確実に実現することができるのです。
皆様が、素晴らしい自分自身の可能性を拓き、自由自在にキャリアアップしながら、「次に続く女性たちのロールモデル」となられることを、心から応援しています。=おわり=
(たはら・ゆうこ=ベーシック代表取締役)













