100年先も社会貢献する会社に ナイス・中山陽介さん②
連載: キラリ☆我が社の星

同社では「トリニティー制度」と呼ばれるシステムがあり、中規模タイプのマンションなら営業3人と事務1人の合計4人でプロジェクトの実務にあたる。その中でチーフを中心に事業の分析や検証を行う。「今回のコンペへの応募では、その前に担当していた物件のチーフからアドバイスを受けました」。このようにして、各人が経験を積んでいく。
後輩に伝える
そして、チーフとなったこれからは、中山さんには逆の立場が求められるようになった。「メーンミッションの1つはスタッフ教育。現在は2年目の社員2人と新入社員と共に仕事を進めています」。要するに、営業経験が少ないどころか、まず社会人教育が必要なスタッフだということだ。「(就職活動など)厳しい時代に生きてきただけあって、彼らはまじめさや理解力に優れています。その一方、何をしようかという積極性の部分が足りないように思います。3年目までにどれだけの知識を自分のものとするかが重要なので、私の持っているものを若手に浸透したいですね。そうすることで、100年先も当社は社会に貢献していくことができるのだと思います」
では、若手に伝えていくこととは何なのだろうか。「社長からはよく『売り込むな!』と言われます。それは『心を込めて住まいづくりを応援すること、目の前のお客様の手伝いをしなさい』ということです。そうした理念を浸透させたい」。戸建て業界を中心に取材している筆者だが、中山さんが語るような企業理念を持つ企業は例外なく強い。
精一杯のお手伝い
「新築マンションの販売においては、条件やニーズの問題から、ご来場いただいたすべてのお客様にご購入いただくことは難しいことです。ですが、ご購入いただけなかったお客様についても、賃貸やリフォーム、中古マンションをご紹介するなど、精一杯お手伝いする必要があると思います。こうすることによって将来、ナイスの商品を買っていただいたり利用していただけるはずです」
新築マンションの担当をしながら、広さや予算の点でニーズが合わない顧客と出会った場合、仲介やリフォーム、別の物件と様々なアドバイスをするという。「あるお客様からはローンの借り換えの相談をお受けしました。こんなことは(信頼される証として)本当にうれしいことです」
(住生活ジャーナリスト・田中 直輝)













