総合地所など「ルネ追浜」 エレベーターの設置で高台でも平たんな道のり実現 「坂エリア」に効果、強固な地盤も特徴
住宅新報 2011年4月26日 号 8面
総合地所と長谷工コーポレーションは、神奈川県横須賀市追浜で総戸数420戸の分譲マンション「ルネ追浜」を販売中だ。丘の上の高台に立地しながら、アプローチ部分にエレベーターを設置することで駅からの平坦な道のりを実現。また、生活の楽しみをテーマとした独自の暮らし方提案や、平均坪単価132万円の割安感のある価格設定が好評。3月下旬から始まった第1期50戸の販売は、まもなく終了する予定だ。
最寄り駅の京浜急行線追浜駅から、アプローチ部分のエレベーターまで徒歩11分。エレベーター(13人乗り・2基)に乗り26メートル上がると、約3万平米のマンション敷地が広がる。
同物件は、山林だった丘の上部を整地しての開発。眺望の良い高台立地だ。第1工区(173戸)、第2工区(139戸)、第3工区(108戸)の3エリアに分かれており、今回は第1工区(12年2月竣工予定)を分譲。第1期50戸は販売当日に43戸の申し込みが入り、残りも順調に販売できている状況だ。
このエリアは「坂」が多いため、フラットに様々な場所に行き来できる立地は、高い人気を得ることができるという。今回の物件は道路と一緒の開発で、この道路を利用しても表記上はプラス3分の徒歩で済むが、坂による労力は数字の何倍にも膨れ上がる。「坂を利用しなければならない場所に住んでいるシニア層が、買い替えるケースも目立っている」という。
震災直後で客足が遠のく心配もあったが、「強固な地盤で高台立地であることから、震災に強いというイメージを持っていただいている」(販売担当者)。また、専有面積68-90平米で、2600万-3900万円台の価格設定(平均坪単価132万円)も好調な販売を下支えしているようだ。多彩なアイテムで楽しい暮らしを提案
暮らし方の提案では、セミオーダー感覚の「E-label(えらべる)」システムを導入した。ライフスタイルに合わせて、間取り・内装カラー・設備仕様をセレクトできるものだ。
購入者は、ベースとなる通常仕様のプランに、好みの仕様を追加・グレードアップできる。他でも見られる同様の取り組みとの相違点は、セレクト内容とアイテムが多岐に渡っていることだ。例えば、ベースプランでは玄関にシューズボックスを設けていない。「玄関は少しでも広くしたいので、作り付けのシューズボックスはいらない。必要ならば自分たちに合ったサイズのものを購入する」という意見もこれまでに聞かれたからだ。
作り付けタイプがほしい場合は、ボーナスとして与えられる10万ポイント(10万円相当)を活用して依頼できる。「水廻りや照明、クロスなど様々なアイテムを選べる。特に女性(奥様)に楽しんでもらっており、営業上の会話が弾む効果もある。30万円程度のセレクトが主流」という。
震災が、消費者の購入マインドを下げた様子はさほど感じなかったというが、4月に入ってからは特に震災前と同じ状況に戻ってきたという。第2期(戸数未定)の分譲は、ゴールデンウイークに突入する4月下旬から始める。1年ごとに、第2工区・第3工区の分譲・建設に着手する予定だ。













