知って得する建物の豆知識 (60) ホールダウン金物
住宅新報 2011年4月26日 号 4面
木構造は構造上、接合部が「ピン接合」となっています。ピン接合とは、構造材の接合部の位置はズレないが、接合していない側の端部は自由に動く、とする構造です。上棟などで見る構造部材は、柱や梁がガッシリ組み上がったように見えても、構造上はすべての接合点が自由に動く非常に不安定な状態です。上棟直後にはこの不安定さを少しでも減らすため、ただちに仮筋交い(すじかい)が取り付けられます。三角形で強度を確保
筋交いの目的は、構造体の内部に三角形を造ることにあります。3カ所のピン接合部であっても、それが閉じていれば構造的には安定して変形しません。従って、木造軸組工法では壁内に閉じた三角形をいかに多く持つかで構造強度が決まります。
法令上は、閉じた三角形の入った壁を「耐力壁」と呼び、X軸方向とY軸方向にバランスよく配置することが求められています。













