松屋 建材を厳選 1.3億円の建て売り 大田区内 高級志向で
住宅新報 2009年2月24日 号 21面
不動産・建築コンサルティングなどを手掛ける松屋(東京都大田区)は、20cm角のカナダツガのムク柱を木組みした建売住宅を大田区内で建築している。販売価格は、周辺相場より約2000万円高めの約1億3000万円を予定。石橋克好社長は「物件は2極化している。コンセプトを明確にし、付加価値があれば高くても売れる。住宅部材も厳選し徹底的に高級志向にこだわっている」と話す。コンセプトは「多世代にわたって絆をつなぐ本物の家」だ。
立地は東急池上線長原駅徒歩約5分の閑静な住宅街。約66坪の土地に、地下室付き2階建ての戸建て住宅を2棟建築している。柱と梁などの主要構造材を「表(あらわ)し」とし、重厚感のあるデザインにする。自然素材をふんだんに使用しているのも特徴の1つで、羊毛約70-80%とポリエステルを使用した断熱材を床、壁、天井に充てんし、壁には珪藻土を混ぜた石膏ボードを用いる。
また、木枠のペアガラスは米国から、重厚感のあるドアはタイから輸入した。コストを抑えながら本物志向の素材を取り寄せた。
太い柱の木組みの構造が通りを行き来する人の目を引き、08年12月に開いた構造見学会には2日間で約20組が訪れた。来場者の多くは団塊世代の夫妻で、子や孫世代と住み継ぐ家の参考にしている様子だったという。そのほか、設計士など住宅建築の専門家の来場もあり、都内では珍しい太い柱による木組みの工法も注目を集めた。
3月中には再度構造見学会を開き、4月には完成現場見学会を開催する予定。「多世代で住み継がれる住宅は本物志向であり、そのニーズに対応している」と石橋社長。販売にも手応えを感じているという。













