首都圏マンション 2月の供給、再び増加 計画停電と液状化、今後の懸念
住宅新報 2011年3月29日 号 8面
不動産経済研究所の調査によると、首都圏で2月に供給された新築分譲マンションは3468戸で、前年同月(以下、前年)を24.9%上回った。全体的な市況トレンドを表しにくい1月は1年ぶりに前年を下回ったが、今回の2月の再増加を受けて昨年来からの回復基調の継続が分かる結果となった。
同研究所では、今回発生した東日本大震災が首都圏エリアのマンション市場にもたらす影響について、「さほど大きくなることはないと思う」としながらも、計画停電で販売活動上の影響を受けやすい郊外部、また、液状化問題が表面化した湾岸部エリアについては、「市況が厳しくなる可能性はある」としている。
エリア別に見ると、東京都区部の供給が前年比40%増の大幅増となった。一方、東京都下がマイナス51.6%と落ち込んだ。
平均契約率は84.8%で前年比14.1ポイント上昇。3カ月ぶりの80%台となった。好不調の目安となる70%のラインは、14カ月連続で上回っている。
平均販売価格は4717万円(前年比1.2%下落)、1平米当たり単価は67.4万円(同0.7%下落)だった。
販売在庫数は4725戸で、前月と比べて391戸減少している。
3月の供給予想は、前年を500戸程度上回る4200戸前後。近畿圏も増加
4カ月ぶりに前年を上回る供給(1501戸、同4.3%増加)があった近畿圏は、契約率も2カ月ぶりの70%超(71.3%、同8.1ポイント上昇)となった。
販売価格は3507万円で前年比7.4%上昇、1平米当たり単価は4.6%下落し48.1万円だった。
販売在庫数は、66カ月ぶりに3500戸台を下回る3438戸。前月比312戸の減少となった。
3月の供給は、前年と同程度の1700戸前後を予想している。













