JPR 大阪北浜商業施設 青田買いの取得中止 分配金、半額水準に 違約金で大幅減損を回避
住宅新報 2009年2月24日 号 6面
日本プライムリアルティ投資法人(JPR)は2月17日、取得を予定していた大阪市・北浜の商業施設の売買契約を合意解約し、違約金として19億円を支払ったと発表した。これにより特別損失を計上し、今期の分配金の予想額は、これまでの水準と比べ半減した。
取得を断念した物件は、「KM複合ビルプロジェクト商業施設棟」で、売買契約は建築中の07年3月に締結されている。代金額は92億5000万円。売主は三洋ホームズ、長谷工コーポレーションなど。
JPR運用会社の萩原稔弘社長は、「未曾有の金融市場の混乱を受けて不動産市況は悪化しており、特に北浜のテナントリーシング状況の変化は予想以上に厳しく、早期のテナント確保が難しい状況になった。そのため鑑定評価額が売買代金と比べて大きく落ち込み、落ち込みが違約金を大幅に上回ったことから、投資家の利益につながると考えて解約に踏み切った」としている。鑑定評価額は売主に対する守秘義務の関係で公表していない。
前期08年12月期の分配金は7092円。前々期も7000円水準の実績だったが、今期の予想分配金は3300円と発表している。
JPRは、同様の先渡し契約をしている物件として、10年5月取得予定の千駄ヶ谷4丁目ビル(東京・売主は東京建物の運営するSPC)があるが、これについては取得する方針と説明している。代金額は150億円。違約金はその20%とされている。
発表後のJPRの投資口価格は2日ストップ安となり、一時15万1800円まで続落した(発表時の投資口価格は22万1800円)。













