マンションを水害から守れ 水防研究会 4月に中間報告
住宅新報 2011年3月22日 号 6面
首都圏マンション管理士会・城東支部の有志で構成する「水防研究会」。マンションの水害対策や管理組合の防災支援などを目的として、戸部マネジメントオフィス(東京都墨田区)の戸部素尚代表らが発起人となり発足した。マンション管理士、1級建築士のメンバー約10人が毎月集まり、勉強会を開催している。その成果として、防災コラムなどを加えた「中間報告書」を作成し、4月にも発行する予定だ。
一般的に、マンション居住者の間で水害に対する防災意識が高いとは言い難い。だが、東京都の城東地区は、江戸時代から水害に悩まされてきた地域。近年はゲリラ豪雨が頻発し、電気系統の設備が配置されている1階部分や地下が浸水するなど局地的に被害が発生しており、マンションにおける水害対策の必要性が高まっている。そこで、09年に発足した同研究会は、損害保険加入などの備えについて研究を重ねてきたが、ハード面の対策だけでは限界があることに気付いたという。
「例えば1個10キロ以上もある土嚢を、実際に誰が運ぶのか。軽ければ軽いで、今度は何度も往復しなければならない。役割分担についても、事前に決めておく必要がある」(戸部氏)。













