「居(きょ)は気を移す」 松岡英雄 新住まいのことわざ(56)
住宅新報 2011年3月8日 号 16面
住居の変化によって、人の心も影響を受ける。
母親が我が家に同居したのは4年ほどである。そのうち半分は入院していたので、実質は2年間ということになる。私と母親が一緒に暮らしたのは、子供時代と合わせて20年間である。これは長いのか短いのか。
父親が死んでから15年ほどは、気丈にひとりで暮らしていたが、さすがに老いには勝てず、独居を続けることが危うくなったので、我が家のある藤沢市に来てもらったのだった。80歳を少し過ぎていた。













