住宅診断をASPで蓄積 報告書システムが始動 インスペクターズ協会
住宅新報 2011年3月1日 号 5面
日本ホームインスペクターズ協会(東京都中央区)は3月1日から、「ホームインスペクション(住宅診断)報告書作成システム」の運用を始める。
同システムは、協会が推奨するインスペクションの報告書をASP化し、ブラウザソフトでの作成を可能とするもの。用意されたテンプレートを使うことで手作業による入力項目が減るため、パソコン初心者でも質の高い報告書を作ることができるという。
また、作成時に入力される劣化事象は自動的にサーバーへ蓄積される仕組み。協会としては、多くの事例を集め劣化事象の傾向を定量的に把握したい考え。分析結果を公表するほか、それを新築・修繕分野にも反映させることで、優良な工法や修繕技術の普及にも役立つ、と見ている。開始時点では、協会理事の会社による実例約500件が蓄積されている。
費用は会員費に含む。公認ホームインスペクターのほか、閲覧・検索機能に限って協会活動に携わる一般会員も利用できる。インスペクションの実施物件を特定できる情報は掲載しないが、万が一物件所有者などから依頼があった場合には削除する体制も整えているという。
同協会の加盟会社であるさくら事務所によると、近年インスペクションの依頼件数が増加。08-09年は年間約500件ペースで推移し、10年度は約1000件に上る見込みだという。
報告書の対象は中古一戸建てのみだが、将来的には中古マンションや新築一戸建てにも対応させる予定。













