「いつまでも安心・安全に」 既存マンションにサービス 介護・医療機関との提携 大京アステージが積極化
住宅新報 2011年2月15日 号 10面
大京グループの大京アステージは、管理する既存マンションに対して、介護や医療機関との提携サービスを通じた「安心・安全体制」の構築を進める方針だ。
このほど、神奈川県秦野市にある医療・看護・介護の高齢者複合施設「あじさいの丘」と、近くの管理マンションとの提携をあっせんした。同社では、「マンション居住者の高齢化問題は避けて通れない。管理会社として何かできないかと思った時、将来的な安心感を提案できればと考えた。管理という従来の仕事とはまったく異なるが、居住者の近くにいる管理会社にとって今後の重要な視点だと思う」と話している。
今回のマンションは、小田急線鶴巻温泉駅徒歩7分に立地する築17年のマンション。総戸数は98戸。居住者の高齢化率も高まり、更に、「親の介護の問題」が話題に上ることも多くなってきた。
そこで、大京アステージがセコムグループの「あじさいの丘」と協議し、介護についての電話・対面相談(無料)、高齢者住宅の優先入居などについて同マンションとの提携が実現した。もちろん、マンション居住者には新たな金銭負担を生じさせないようにした。
提携内容には、年に1回程度の「健康セミナー」も含まれる。この2月6日には、同じくセコムグループが運営する鶴巻温泉病院の鈴木龍太院長が同マンションを訪問し、脳の問題を中心とした「健康サポートセミナー」を開催した。
新築マンションの場合、介護や医療機関と提携することは決して珍しいケースではない。ただ、既存マンションとなると、その取り組みは遅れているのが現状のようだ。「いざという時、そのような機関とつながりがある安心感は大きいはず」(大京アステージ)
同社が管理するマンションは、全国で約6600棟・35万世帯。今回が初めての取り組みで、提携サービスの内容についても随時見直していく方針だ。「10-20年先、安心体制が整っているマンションとして、資産価値も上がるはず」と見ている。













