明治学院礼拝堂など選定 優れた維持管理・改修を実施 第20回BELCA賞
住宅新報 2011年2月15日 号 3面
ロングライフビル推進協議会(BELCA、高木丈太郎会長)は2月9日、「明治学院礼拝堂」(東京都港区)など合計10件を第20回BELCA(Building
and
Equipment
Long-life
Cycle
Association)賞に決定したと発表した。この賞は、適切な維持保全や優れた改修を実施した既存の建築物のうち、特に優秀なものの関係者をロングライフ、ベストリフォームの2部門で表彰することで、良好な建築ストックの形成に寄与することを目的としたもの。我が国初の既存建築物の総合的表彰制度。
ロングライフ部門で受賞したのは、明治学院礼拝堂のほか、NTT西日本兵庫支店芦屋別館(兵庫県芦屋市)、新宿センタービル(東京都新宿区)、日本プレスセンタービル(同千代田区)。ベストリフォーム部門は商船三井ビル(虎ノ門ダイビル、東京都港区)、住友商事竹橋ビル(同千代田区)、ティファニー銀座ビル(同中央区)、名古屋大学豊田講堂(名古屋市千種区)、西新井大師総持寺本堂(東京都足立区)、YKK丸屋根展示館(富山県黒部市)だった。新宿センタービルは長周期地震動対策で
このうち「新宿センタービル」(79年竣工)は長周期地震動対策を実施し、BELCA賞(ロングライフ部門)を受賞した。同ビルは東京建物、明治安田生命保険、新宿センタービル特定目的会社、日本プライムリアルティ投資法人が所有している。設計施工は大成建設で、新宿センタービル管理が管理している。
同ビルは耐震構造上、大成建設のユニークな技術が活かされている。重要な役割を担う内壁がコンクリート版を上下に2分し、その間を櫛目状に鉄筋を入れて繋ぐという特殊構造に加え、ビル全体を鳥かごのようにしているフレームチューブ構造を採用している。更に09年に世界で初めて既存超高層ビルの長周期地震動対策工事を実施。このような安全対策、30年単位・10年単位の長中期保全計画に基づく適切で絶え間ない維持管理や省エネ対策を含め、当初から100年建築を目指した様々なロングライフ化への取り組みが高く評価された。













