ホームズ掲載 【京阪神】賃貸マンション動向 フリーレントの普及は途上
住宅新報 2011年2月8日 号 8面
京阪神の賃貸マンション募集状況の特徴は、築20年以上の物件中のワンルーム比率が16%を超えている点と、2DKの募集物件が全体の20%弱と比率が高い点。1DKは築浅ほど募集比率が上がっている。
問い合わせ物件中の割合と比較すると、築5年以内の場合、掲載物件全体に占める割合が約16%なのに対し、問い合わせ物件中に占める築5年以内の割合が25%を超えている。需要に対し、おおよそ35%強の供給不足とみなせる。築6-10年の場合でもおおよそ34%の供給不足だ。
首都圏の東京都や神奈川県では、築20年以上の築古マンションでも供給比率に近い問い合わせが発生しており、築浅人気は京阪神全体の平均的特徴と言える。95年の阪神・淡路大震災は16年前であり、部屋探しの際に、気にしている面もあるかもしれない。
募集条件の特徴としては、敷金0物件の方が礼金0物件よりも割合が高い点。首都圏では礼金0物件の割合が高く、京阪神では逆転している。
敷金、礼金共に、築年数が上がるにつれて0設定物件の割合が高くなっており、需給バランスの調節弁として使われていることが見て取れる。
中でもワンルーム物件では、全体の60%以上が敷金0物件であり、34%以上が礼金0物件となっている。ワンルーム物件は掲載物件の方が問い合わせよりもおおよそ38%も供給過剰であり、更なる初期費用の条件緩和の検討をしたいところだ。
ちなみに首都圏では、フリーレント期間を設定した物件が、高めのエリアでは数%程度存在する。だが京阪神全体では0コンマ%しか設定されておらず、フリーレントという募集手法がまだまだ普及していない。
(株)ネクストHOME’S事業本部営業部CSユニット
マーケットデータ編集担当者・大出裕之
HOME’Sマーケットレポート(http://www.next-group.jp/csr/report/)













