東京カンテイ 10年中古マンション価格 3大都市圏、すべて上昇
住宅新報 2011年2月8日 号 4面
東京カンテイ(東京都品川区)はこのほど、3大都市圏における10年の中古マンション価格推移をまとめた。
それによると、3大都市圏の全都府県で年間平均価格が上昇した。特に首都圏(2965万円、前年比5.0%上昇)の上昇率が大きく、東京都(3923万円、同6.4%上昇)は金額にして237万円上昇。ミニバブル崩壊によって09年の中古マンション価格は反転下落していたが、月別推移では同年夏以降に復調し、10年に再び上昇に転じた。
ただし、09年末にかけて急回復した東京都心6区は、10年に入り値頃感の出始めた新築マンションの供給増を受け、現在は価格調整局面に入っている。
近畿圏(1823万円、同1.3%上昇)は小幅な上昇。大阪府(1876万円、同0.3%上昇)、兵庫県(1812万円、同3.4%上昇)共に上昇したが、主要都市別では大阪市(2190万円、同1.1%下落)が2年連続で下落。築年数がやや古くなった影響と見られる。
中部圏(1541万円、同2.1%上昇)は小幅な上昇にとどまったが、名古屋市(1837万円、同7.6%上昇)は、築浅物件がやや増えたことで大幅上昇し、中古マンション価格の最高値(08年の1753万円)を更新した。12月首都圏
3000万円台で安定
東京カンテイがまとめた10年12月の3大都市圏における中古マンション価格(70平米換算)によると、首都圏が6カ月ぶりに3000万円台を回復。前月に引き続き下落した東京都を除く周辺3県は上昇し、特に神奈川県は4カ月連続で上昇した。東京都心やその周辺で新築マンションの供給が増えており、その影響により中古マンションの価格調整が一段と進んだ形だ。
近畿圏では、大阪府、兵庫県共にプラス。中部圏も愛知県が5カ月連続で上昇した。
主要都市別では、東京23区が前月に引き続き下落。都心6区(5539万円、同0.3%下落)が4カ月連続で下落したことが大きい。また、千葉市とさいたま市が弱含み始めており、東京23区と同様に調整局面に入る兆しが見受けられる。
一方、大阪市は10年7月以降続いていた下落基調から持ち直す形に。神戸市は引き続き上昇傾向にある。名古屋市は、小幅な値動きではあるが上昇局面に移行しつつある。













