「夏炉冬扇(かろとうせん)」 松岡英雄 新住まいのことわざ(49)
住宅新報 2011年1月18日 号 11面
夏の囲炉裏、冬の扇子のように、実用の役に立たないことのたとえ。
専用の勉強机をいつから与えられたのかが思い出せない。小学校の高学年か中学生になってからかが定かでない。どうでもいいことだが、記憶はどんどん消えていってしまう。
机がない頃は、宿題はちゃぶ台でやっていた。学校から帰ると、悪ガキが集まって三角ベースやかんけり遊びに興じていた頃で、家ではまともに勉強なんかしていなかった。いまのように学習塾などなかった時代である。親も、「勉強勉強…」とは言わなかった。子供はのびのびと育った。勉強机などいらなかったのである。













