大言小語 公益化にエール
住宅新報 2011年1月18日 号 1面
散髪にやってくる地元住民から住まいや土地の相談話を聞かされていたことが不動産の仕事をはじめるきっかけだったと、その主は話してくれた。不動産業を始める前は、床屋を営んでいたという老舗の地域業者の昔話だ。業の起こりは知るすべもないが、恐らくはこうした相談事や悩み事から、それぞれの地域で不動産業が確立されてきたことも間違いではないだろう。その業者は、今もなお不動産業者として地域貢献の道を歩み続けている。
▼今年は、中小不動産団体の間で公益社団法人への移行を申請する動きが活発になる。この老舗業者のように、元来、公益に限りなく近い地域における社会的役割を担ってきた不動産業が、改めて公益化を目指すことになったのも時代の要請ならば、公益化への道を自信を持って突き進んでもらいたい。













