「松竹梅」 松岡英雄 新住まいのことわざ(48)
住宅新報 2011年1月11日 号 14面
松、竹、梅はいずれも寒さに強いめでたい木である。祝い事のときに使われ、庭園にもよく植えられる。特に日本庭園にはなくてはならない木である。
松の内は、正月の松飾りのある間のことで、昔は元日から15日までだったが、現在は7日までをいう。竹馬(ちくば)の友は、幼友達のことである。竹馬(たけうま)で遊ぶ子供がいたのはいつ頃までだったのだろうか。
せつない梅林の思い出がひとつ。大学1年の夏、岐阜城のそびえる金華山の裾野にあった梅林公園で、付き合い始めた彼女と何度かデートをした。しかし、夏が終われば岐阜と東京に離ればなれである。メールなどない時代、手紙をせっせと送ったが、なぜかその手紙がすべて母親にチェックされていた。あげく、無理やり私との仲を引き裂かれてしまった。結局、彼女と梅の香が匂う公園を一緒に歩くことはできなかった。













