購入希望トップは携帯情報端末 家計の情報支出 10年前より大幅減 クラレ調査
住宅新報 2011年1月4日 号 6面
情報化製品の普及はめざましいが、情報に関する家計支出は10年前より大幅に減少し、その中身も様変わりしていることが、クラレの「現代家庭の情報生活」に関する調査で分かった。
同社はパソコンや薄型テレビなどの液晶ディスプレイに使われる光学用フィルムでトップシェアを持つ化学メーカー。この調査は00年以来、10年ぶりに昨年9月に実施。首都圏と近畿圏各250、計500世帯の20歳代から50代以上までの主婦層にインターネットで聞いた。
まず、「現在所有している情報化製品」はパソコン(99%)、携帯電話(98%)、デジタルカメラ(92%)がトップ3。以下、インターネット回線(87%)、テレビ録画再生機(66%)、携帯ゲーム機(60%)など。10年前の上位3はパソコン(64%)、ファクシミリ(59%)、携帯電話・通話のみ(56%)だったが、この10年で情報化製品は一段と浸透したことが分かる。
また、「近い将来、購入したいもの」は携帯情報端末機(17%)、ハイビジョンテレビ(16%)、デジタルフォトフレーム(12%)の順。10年前のデジタルカメラ(33%)、パソコン(23%)、ハイビジョンテレビ(16%)と比べると、大きく様変わりした。
「家庭の情報経費」は10年前、1カ月当たり2万9689円だったが、昨年は8439円減の2万1250円となった。内訳は新聞2116円(10年前4392円)、書籍・雑誌1383円(同3459円)、放送受信2574円(同3769円)、固定電話1771円(同7101円)、携帯電話9450円(同7982円)、インターネット3956円(同2986円)。新聞購入代、書籍・雑誌購入代、固定電話料は半分以下の大幅減に、放送受信料も減少。携帯電話料とインターネット回線料がわずかに増加した。
長期不況で全体に所得が伸び悩む中で、家計の財布のヒモが締まっている実態を示す結果ともなった。













