大言小語 まちの再生
住宅新報 2011年1月4日 号 1面
新しい年は何事もなかったように明ける。ニューイヤーはあっても「オールドイヤー」はやってこない。だが、人がつくったまちは「ニュータウン」がいつしか「オールドタウン」になって、そして、存亡の危機を迎える。
▼日本の高度経済成長期、全国各地から発展する大都市へ、大量の人口が流入した。そのため、日本経済と産業を支える勤労者世帯のための住宅供給は喫緊の課題に。それを受け60年代から80年代まで、都市近郊を中心に大小の住宅開発が各地で大量に行われた。同時に、駅前再開発なども行われ、商店街も整備されて大いに賑わった。
▼それから四半世紀余。駅前商店街は大都市圏でも「シャッター通り商店街」と化したところが目立ち始めた。得意先だった、かつてのニュータウン住民は高齢化が進み、団地内スーパーが不振で撤退。運転免許証を返上すると、「買い物弱者」になった。













