世界不動産市場 11年はアジア主導、鮮明に JLL見通し 開発サイクルはピークに
住宅新報 2010年12月14日 号 3面
ジョーンズラングラサール(JLL、東京都千代田区、濱岡洋一郎代表取締役)のレポートによると、世界経済の成長率を上回る6-7%の拡大が見込まれ、開発サイクルがピークを迎えるアジア・パシフィック地域が、11年は世界の不動産市場の成長を主導すると分析した。同地域におけるオフィススペースの新規供給は記録的な680万平米に達するが、企業テナントの需要が強く、追加スペースもほぼ吸収され、大半の市場で空室率の大幅な上昇はないとしている。
一部のインドや中国の都市、シンガポールでは開発中の物件が多いため空室率上昇が避けられない。一方、東京、香港、シドニーなどでは供給が限定的で需要が増加するため空室率は低下するという。
ただ、通貨高により競争力が削がれたり、貿易や不動産資本フローにも影響が出る可能性も否めない。また、インフレ圧力がかかっているため地域全体の金利が上昇していることなど先行きは平坦ではない、とも指摘している。













