住まいと空気(3) 廃材チップを調湿木炭に 出雲土建(島根県出雲市)
住宅新報 2009年2月17日 号 3面
出雲土建は、天井に調湿木炭建材「炭八」を敷き詰めた賃貸マンション「炭の家」を建設している。04年から自社ブランドとして展開し、08年までの4年間で21棟の販売実績を持つ。「炭八」は、子会社の出雲カーボンが、地域の古くなった家屋から出た廃木材を利用して製造するものだ。
湿度が高くなると炭が湿気を吸い上げ、天井裏の換気口から外へ出す。逆に過乾燥の時は、適度な湿気を室内に送りこむ。調湿のほか、空気浄化、断熱・蓄熱、防音にも効果を発揮するという。
出雲土建は1980年創業。土木工事や建築工事、造園などを手掛けてきた。公共建設工事が縮小する中、新規事業を模索する必要があった。そこで石飛裕司社長が目をつけたのが木廃材のリサイクルだった。2000年に建設資材リサイクル法が成立し、需要が出てくると考えた。ただ、リサイクルの過程で出来るチップの使い道が課題だった。堆肥工場で見た利用方法をヒントに木炭に注目。2年間かけて全国の炭化工場などを視察した。そして住環境の改善や地球温暖化防止にもつながり、ビジネスになると判断。約800℃の高温で炭化する大型連続式炭化炉を建設した。













