キラリ☆わが社の星(61) 旭化成ホームズ 入澤 敦子さん(1) ソフト重視の『子育て支援』に注力
住宅新報 2010年10月19日 号 14面
旭化成ホームズの強みは、二世帯住宅などの都市型住宅にある。そしてその強みを支えているのが、緻(ち)密なマーケティング調査とそれに基づく企画力。今回、ご登場いただく入澤敦子さんは、それらの前提となる研究を行う「くらしノベーション研究所」の主幹研究員だ。研究内容は大きくエコライフスタイルと家族のあり方に分かれるが、入澤さんはそのうち家族研究の方に関わっている。昨年11月にくらしノベーションプロジェクトの第1弾として発売された、子育て支援の生活提案型商品「+NEST(プラスネスト)」のコンセプトづくりを担当した人物である。
子育て支援というのは、今の住宅市場において欠かすことのできないテーマである。また、子育て支援は、イコール「家事軽減・協力支援」ともいえる。入澤さんは入社して最初に関わった企画が、1992年発売の共働き家族向け住宅であったことから、市場及び社内の変化を実感しているという。「当時は主婦が働きながらの子育て・住まいの在り方を言っても、あまり受け入れられる環境にありませんでした。というのは、顧客の奥様はもとより、販売に携わる男性社員の奥さんも、専業主婦が大多数だったからです」男性の意識が変化
しかし、現在の世の中では、子育てをしながら夫婦共稼ぎ世帯の割合が拡大。そのための支援(提案)が住宅にも求められるようになり、子育て支援ソフトの素地が固まってきた。何よりの変化は、30代を中心に(社内にも奥さんとの共働きで)日々子育てに関わっている男性社員が増えたこと。「ボクはね、ウチはね…などと子育ての経験を話してくれる社員が増えました。最近は、音読などリビングを活用した学習の習慣づけを経験している(新入)社員も入社するようになってきて、経験的にソフト提案を理解し、共感してもらえる環境が整いつつありますね」













