東京、世界4位を維持 都市ランキング都市戦略研 弱点は法規制や国際交流
住宅新報 2010年10月19日 号 3面
東京は総合ランキングで4位につけ、1位ニューヨーク、2位ロンドン、3位パリに続いた。4位までの順位は3年連続で同じ。世界的な景気低迷の影響から、カイロを除くすべての都市が評価スコアを落としたものの、上位4都市の第1グループ以上に、下位の第2グループの落ち込みが大きく、結果的に「上位4都市が他都市を圧倒する評価を得た」としている。
東京は昨年に続いて、「経済」と4都市の中で最も評価が高かった「環境」の2つの分野で共にトップ5にランクインし、「世界に比類ない経済と環境の双方を両立している唯一の都市としての地位を保持」(同研究所)。「研究・開発」分野でもニューヨークに次ぐ2位につけた。
競争優位な面が見られた一方で、東京のウィークポイントも浮上。「経済」分野の「法規制・リスク」、「文化・交流」分野の「宿泊環境」「交流実績」、「国際交通インフラ」「自然環境」に対する評価が目立って低かった。
また、経営者・研究者・アーティスト・観光客・生活者それぞれの立場で評価したアクター別ランキングもまとめた。それによると、東京は「経営者」の評価が5位とやや低く、アジアでは香港、シンガポールに抜かれ、上海と北京に肉薄されて大きな課題として浮上している。6分野別の東京の順位は「経済」と「研究・開発」が共に2位、「文化・交流」4位、「居住」9位、「環境」5位、「交通・アクセス」6位だった。
同研究所では、「上位3都市との違いは、偏差値70以上の際立って高い指標が東京には少なかったこと」と指摘。評価の高さは平均的にバランスがとれているものの、強調する強味が明確でない点が、東京の課題だとしている。
また、関西空港へのアクセス時間が短縮された大阪が昨年の25位から19位に、福岡が同30位から28位にランクを上げた。アジアの諸都市は、シンガポール5位、ソウル8位、香港9位と合計4都市がトップテン入り。中国は北京が24位、上海が26位だった。













