これで宅建が分かる! (22) 統計問題は流れをつかめ!
住宅新報 2010年10月5日 号 6面
宅美
ねえ、宅じい、前回は主要3分野以外の所から「公正競争規約」を取り上げたけど、他にない?宅じい
うむ。ここは、土地、建物、住宅金融支援機構などがあるが、いわゆる時事問題ということで、「統計問題」について見ていくことにするぞ。宅美
ああ、基本書には載ってないやつですね。宅じい
さよう。出版時期との関係で、どうしても、本試験に出る新しい統計数字は掲載できない。各社とも「追録」やホームページ上の掲載という形で対応している所じゃ。宅美
じゃあ、早速、ホームページを開いてっと。宅じい
慌てるでない。ほれ、右に要点を書いておいたわい。宅美
本当だ-。文字が大きくて、隙間もあってすっきりして見やすい。宅じい
嫌味か!
これが新しい統計数字じゃ。後は、過去問を見ながら、ここ数年の流れをつかんでおくと更に効果的じゃ。宅美
流れですか。宅じい
時事をしっかりと捉えていれば、大本はつかめる。地価が下がっていることは知っておるじゃろ。宅美
ええ。宅じい
サブプライムローン問題によるリーマンショックなどの影響で、それまで好況だった不動産市場は一気に冷え切った。その流れを受けて、平成20年度は、住宅地・商業地共に3年ぶりに下落。21年度も、景気低迷で連続して下落じゃ。着工も、例の姉歯事件による耐震偽装事件の影響で建築確認が厳しくなり、事務が滞るなどして、19年度は大幅に下がった。昨年度は、運用が改善され持ち直したものの、この不況により、21年度は大幅に減少したんじゃ。こうした、経済の流れ、ニュースをおおまかでもいいから捉えておくと、回答を引き出すことができるんじゃ。宅美
さすがに、宅じいだけに「ジジ」問題は得意ですね。宅じい
だれがうまいことを言えと言った!
とにかく、以下のデータをじっくり読むことと、過去問でどんな項目がどのように出題されているかをチェックしておくことで、ここも1点加算じゃ。宅美
でも、悩むなあ……。宅じい
何を悩んでるんじゃ?宅美
いや、本試験前日の一夜漬けには、この表を読むか、それとも←の「重要数字」を読むか、どっちにしようかしら?宅じい
そんなこと悩んでないで、1問でも多く問題を解いておれ!
ではまたー。統計データ1
地価公示(1)全国
平成21年の1年間、全国の地価は、住宅地(△4.2%)、商業地(△6.1%)で、共に2年続けて下落となり、下落率も拡大した。(2)三大都市圏
住宅地(△4.5%)は2年連続の下落、商業地(△7.1%)も2年連続の下落で、全国平均を上まわる下落率となった。(3)地方圏
住宅地(△3.8%)、商業地(△5.3%)共に、下落幅が拡大した。2
住宅着工統計(平成21年度)
平成21年度(平成21年4月-22年3月)の住宅着工戸数は、前年度の増加から再び減少、しかも大幅なものとなった。(1)総戸数(1)775,277戸。前年比25.4%減で、前年の増加から再び減少となった。(2)新設住宅着工床面積は、67,755千平米で、前年にくらべ21.5%減少、3年連続の減少となった。(2)利用関係戸数(1)持家
286,993戸(前年度比7.6%減、3年連続の減少)(2)貸家
311,463戸(前年度比30.0%減、前年度の増加から再び減少)(3)分譲住宅
163,590戸(前年度比40.0%減、3年連続の減少)3
宅地供給量
平成19年度は、5,400ヘクタール(前年度比△10.0%)、公的供給(1,100ヘクタール)、民間供給(4,300ヘクタール)。
平成20年度は、5,200ヘクタール(前年度比△3.7%)、公的供給(900ヘクタール)、民間供給(4,300ヘクタール)。4
売買による土地の所有権移転登記の件数
平成20年129.4万件(前年比△8.5%、5年連続の減少)、平成21年117.9万件(前年比△8.6%、6年連続の減少)※3宅地供給量と4売買による土地の所有権移転登記の件数については、例年の出題年パターンが崩れたため、2年分掲載。5
宅地建物取引業者の状況
業者数
127,702(平成21年3月末現在)
内訳・法人業者82.3%
・個人業者17.7%6
法人企業統計
平成20年度の不動産業の売上高は、38兆6,671億円で、全産業の2.5%を占める。













