知って得する建物の豆知識(46) 建築使徒(欧州編) 必見建物の数々
住宅新報 2010年10月5日 号 4面
ヨーロッパには古くから、キリスト教徒を対象にした巡礼の道があります。それは日本のお伊勢参りのように、中世における庶民一世一代の宗教行事であると共に、一大娯楽でもあったのです。
さて、建築を学ぶ使徒にとっても、巡礼の必要な聖地がいくつかあります。今回はヨーロッパ編と言うことで、まず最初に挙げられるのがコルビジェのロンシャン礼拝堂とサボア邸です。サボア邸については第28回「ライトとコルビジェ」で述べましたので、ここではロンシャン礼拝堂について述べておきます。仏にアフリカ原始美術
ロンシャン礼拝堂は、フランス西部のロンシャン村にある教会です。デザインはサボア邸のように合理的ではなく、有機的で複雑な設計です。コルビジェに限らず、ヨーロッパの建築家はデザインに行き詰まると、アフリカの原始美術やイスラム美術の模倣に走ると言われますが、この礼拝堂もアルジェリアなどの村落を彷彿とさせます。













