ひと コミュニティが分譲地の魅力に 住宅購入者や地域住民向けセミナーを企画する中央グリーン開発営業企画部 横谷 薫さん
住宅新報 2010年10月5日 号 2面
ポラスグループで戸建分譲事業を展開する中央グリーン開発。住宅購入者や地域住民を対象とした「暮らしステキセミナー&カルチャー」を企画・運営する。フラワーアレンジメントや着物の着付け、ベビーマッサージ教室など月に10-15回のペースで開催する。小さい子供連れの主婦を中心に評判は上々だ。
「分譲地の魅力を高めていくには住民同士のコミュニティ形成が欠かせない」。6年前ほど前に大規模分譲を手掛けたのを機にスタートした。当初数年間は開催時期も不定期でなかなか定着しなかった。
変化のきっかけは、自分自身が結婚、出産を経験したこと。「子供を持つようになって、やっと顧客と同じ目線に立てるようになった」。出産・育児で1年半ほど休職した。「小さい子供がいると、遠くまで出かけるのは難しい。歩いていける距離に人とつながれる場所があることは重要だと実感した」
仕事からいったん離れたことで、自分が今までやってきたことを客観的に見ることができた。いろいろなアイデアも湧いてくる。「パワーを充電した期間」と振り返る。
復帰後は、セミナーをリニューアルした。定期的に開催できるように仕組みを整えた。住宅購入者だけでなく地域住民にも開放。無料に近かった参加費をある程度もらうことで、テーマの幅が広がった。専用のホームページも開設した。
何回も参加してくれる人とは自然と顔見知りになる。住宅購入者と地域、企業、3者の交流も深まった。
ただ、会社にとってすぐに受注につながる取り組みではない。継続するには周りの理解を得ることも大切だ。そのため、グループ会社にも活動内容を積極的に配信する。「このセミナーを各事業の中で上手く活用してもらえれば」という思いだ。「将来的にはこれを独立した1つの事業とするなど更に発展させていけるかもしれない」
近く第2子出産のために休職する。再度の充電期間を経て、構想は一段と広がる。今度はどんなアイデアを見せてくれるのか楽しみだ。
(井川
弘子)













