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スタンダード会員限定キラリ☆わが社の星(57) ナイス 中山 陽介さん(1) 資産価値の高いマンションを

住宅新報 2010年9月7日 号 10面

 住宅市場は持ち家を中心に一時期の低迷から立ち直りつつあるが、一方で少子高齢化や経済の低迷といった住宅産業が抱える根本的な問題の解決は難しい状況だ。また、ユーザーが住宅に求めるニーズは複雑化、多様化、細分化されており、従来の販売手法が通用しにくくなってきている。

 ナイスではこうした市場環境の中で、従来の30代を中心としたファミリー向けマンション供給に加え、近年、コンパクトマンション「アルシア」シリーズの供給に力を入れている。これは特に、単身女性やDINKSの住まいニーズに対応したものだ。今回ご登場いただく中山陽介さん(住宅事業本部首都圏営業部チーフ)は、東京・品川区で販売する「アルシア大森」の販売責任者である。単身女性にアピール

 同社では、このようなコンパクトマンションを、既に東京・神奈川エリアにおいて6棟の販売実績がある。中山さんはこのうち2棟の販売に携わったといい、「いずれも即日完売状態。単身女性が購入者の7割を占めていました」と話す。コンパクトマンションが売れる商品になっていることがこの話からうかがえるが、では特に単身女性から受け入れられる要素は何なのだろうか。

 「細かい部分の設備仕様に力を入れています。例えば洗面化粧台の下に体重計が収納できるようにしたり、洗面ボールを一体型にして清掃性を向上させたりするなど、生活のしやすさを追求しています」。同社は建材や設備の卸業も展開している関係で、メーカーとの関係性が強く、オリジナル商品が作れるというのが強み。こうした細部への顧客評価が高いのだという。

 大森の場合は免震と外断熱もウリ。「当社には、『素適な住まいづくりを心を込めて応援する』という企業理念があります。安心・安全は作り手としての義務であり使命です」と話す。ちなみに同社の場合、免震構造または「強耐震構造」を標準採用するという。

 建物規模によるが、免震マンションとすることで、建設コストは通常と比べ1割ほどアップする。単身女性であれDINKSであれ、将来、結婚や子育てといったライフスタイルの変化により、せっかく購入した住戸を売却しなければならなくなる場合もあるはずだ。

 なのになぜ、購入を決意するのだろうか。「ご購入を検討される方は、例えば賃貸に出した場合の賃料など、先々のことを考えておられる方が多いようです。地盤のことや壁の厚さといった建物自体のことはもちろんです」。つまりは資産価値の高いマンションづくりをしていることが、選ばれること、人気の前提というわけだ。

 住宅というのは、ただでさえ高い買い物。ライフスタイルの変化が読みにくい独身女性やDINKSだからこそ、資産価値が高く安心できるマンションへのニーズが高いのではないだろうか。中山さんの話をうかがってそう感じた。

 (住生活ジャーナリスト・田中

 直輝)

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