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スタンダード会員限定話題の住宅設備機器体験リポート(3) INAX・サティス

住宅新報 2010年9月28日 号 19面

 キッチンやお風呂同様、最近のトイレの「進化ぶり」には目を見張るものがあります。今回は、住宅・グルメ・スポーツと幅広いジャンルの編集に携わるビッグ・ショットの稲垣佑喜代さんに、INAXの最新トイレをリポートしてもらいました。掃除、デザイン、環境……すべて「キレイ」

 現在、中国・上海で行われている国際博覧会の日本産業館「世界一のトイレ」に、ゴールドのトイレを出展している(株)INAX。デザイン性豊かな高機能トイレを開発し、トイレを癒やしあふれる応接間のように変貌させている。キッチンや浴室を選ぶように、トイレ空間も選ぶ時代。INAX新宿ショールームには、トイレ単体の展示だけではなく、「空間」も紹介されている。

 住宅の中でトイレの空間は一畳分、0.5坪ほど。この狭い空間でどう癒やしを演出するのか、それはINAXの一押し商品で、来年10年目を迎える世界最小のタンクレストイレ「SATIS(サティス)」が可能にしている。従来のタンク付トイレはタンクから便器手前までのサイズが、79センチ。それに対しサティスは65センチと、14センチもコンパクトに。これで、座った時目の前に現れる壁の圧迫感がなくなる。更にタンクレスのため、トイレとは思えないスタイリッシュなフォルム。従来のイメージを一掃する美しさを持ち合わせている。

 このサティスのすごいところは、空間演出だけではない。コンセプトは3つの『きれい』。(1)汚れがつきにくくお掃除らくらくで「キレイ」(2)エコロジーで地球環境が「キレイ」(3)コンパクト&シンプルで「キレイ」の3つだ。

 コンパクト&シンプルというのは空間演出の部分で、エコロジーにおいてはこのサティスがINAXでは一番の節水型ということ。必要最低限の水量に抑え、地球のキレイを守ろうとしている。そして何よりもすごいのは、お掃除らくらくで常にキレイを保てるという部分だ。

 ユーザーのことを徹底的に考え、どの部分が汚れるのか、どうしたら掃除がしやすいのかという分析結果を、サティスの中にすべて組み込んでいる。ひとつは便器自体にキレイを持続する加工がされているという点。「プロガード」という、陶器表面をツルツルに加工する技術で、長期間水アカ汚れを防いでくれる。これは陶器事業から始まったINAXだからこその成せる技だという。また、一番汚れると言われている便器と機能部分のすき間については、ボタン1つで機能部分がリフトアップし、掃除が大変しやすい。厚手の雑巾を持って手を入れても十分なほど、高くリフトアップする機能部分。陶器側も樹脂側も、すみずみまでキレイに拭くことができる。更に、便座部分には継ぎ目をなくす高等技術を施し、継ぎ目に汚れが入るのを防ぐことに成功した。

 シンガーソングライター・植村花菜さんの話題曲「トイレの神様」で、『トイレにはキレイな女神様がいて、キレイにしたら女神様みたいにべっぴんさんになれる』と歌われている。これだけお手入れ簡単で、常にキレイを保ってくれるサティスだったら、ちょっとの掃除で皆べっぴんさんになれちゃうことでしょう。

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