これで宅建が分かる! (21) 公正競争規約は必ず取れ
住宅新報 2010年9月28日 号 8面
宅美
プンプン!宅じい
どうした、宅美?
いきなりお怒りではないか。宅美
だって、宅じい、ひどいんですよ。新しい部屋を探そうと思って、インターネットで検索したら、結構いい物件があったんですよ。問い合わせしたら、「もう既に先客がいて入居されてますだって」。宅じい
一足違いじゃったか。宅美
そうじゃないんですよ。聞いたら、もう2カ月以上前に成約したんですって。なんで、いつまでも載せてるんですかって言ったら、「いやあ、うち人手が足りなくて、まだ情報更新できないんだよね。人手の代わりにインターネットを使って販売促進しているので、お安くできるんですよ」とかほざいてるんですよ。宅じい
「ほざく」とはレディーの使う言葉じゃないが、そりゃあ、明らかに「おとり広告だな」。宅美
いえ、広告うんぬんというより、その仕事の怠慢が…。宅じい
そうではない。事業者は、継続して物件に関する広告その他の表示をする場合、当該広告その他の表示の内容に変更があったときは、速やかに修正し、またはその表示を取りやめなければならないと景品表示規約24条1項に規定しておる。宅建試験でいえば、問48くらい、問題全体の最後の方に出てくる、景品表示法と公正競争規約に関する所じゃ。宅美
ちっくしょー、あのオヤジに言ってきますね。宅じい
これ!
言葉に注意しなさいって。それより、このくらいの事が分からないということは、景品表示法の学習はあまり進んでいないようじゃな。宅美
(ギク…)だって、宅じいが主要3分野に注力しなさいって言ってたから、まだその他の分野はオロソカなんですよ。宅じい
何か、わしが悪いみたいじゃの。まあいい。確かに、まずは主要3分野じゃ。ただ、もうこの時期に来てある程度学習が進んでいるなら、その他の分野で「景表法」はぜひ取り組んでほしい。宅美
なぜですか?宅じい
ここは、過去において問われた個所が繰り返して出題されたり、ある程度常識で判断できるからじゃ。例えば、よく出るのが駅から物件までの距離、時間じゃ。どういう基準で算出されるか、分かるかな?宅美
そりゃあ、実際に測るんですよ。ほら、ピッキョリなんかで。宅じい
おぬし、ピッキョリ(距離計)を知っておるとは何者じゃ!
そう、コロコロとした滑車みたいのを白線引きみたいに転がして……。宅美
あ-あ、また昔話って、宅じい、それはロードメジャーです!
ピッキョリは超音波でピッと測れるんですよ、ってそんな場合じゃなかったわ。宅じい
おっと、ついうっかり。そうではない。例えば、徒歩であれば80メートルにつき1分間要するものとして算出すればよい。宅美
坂とか、階段とか、恐い犬とかは。宅じい
そんなもの、関係ないんじゃ。ただ、端数が出る場合があるのう、10分と3分の1分とか。こういう場合は……。宅美
四捨五入!宅じい
ではなく、1分として計算する。消費者に不利とならないように、と考えればよい。宅美
は-い。宅じい
あとは、「新築」という表示もよく問われる。在庫物件で、建築後2年経っているがだれも使用していない部屋なんかじゃな。宅美
きれいだったら新築でもいいですけどねえ。宅じい
そうはいかん。新築といった場合、建築後1年未満であって、居住の用に供されたことがないという意味で使用しなければならん。したがって、2年経っていたら、いくら綺麗でも新築とはならんのじゃ。宅美
ふ-ん。宅じい
こうした例は過去問を解くと、かなりの具体例が出てくる。これらをしっかり把握すれば、確実に1問取れるぞ。なお、インターネット広告が増えたことによる規約の改正があった際に、他のいくつかの点も改正されたりしているので、過去問題集も、現時点の法令に基づいて修正されているものを使うことじゃ。ではまたー。













