8月の分譲マンション賃料 都心部で回復の兆し 東京カンテイ
住宅新報 2010年9月28日 号 4面
東京カンテイはこのほど、3大都市圏における8月の分譲マンション賃料(1平米換算)をまとめた。
首都圏は4カ月連続で上昇。前月は東京都での事例数シェア拡大や、築年数の若返りといった要因により上昇した側面があるが、今月は全域で横ばいから回復基調に転じた。特に千葉県は地域による偏りがみられず、千葉市や浦安市、船橋市などで総じて上昇した。おおむね横ばいの神奈川県は、08年以降2000円台での安定推移が続いている。
近畿圏も3カ月連続上昇。ただし、上昇率は縮小しつつある。大阪府は上昇したが、兵庫県は反転下落した。
中部圏は前年比では依然として下落基調だが、今春以降は1500円台前半で横ばいが続き、底打ちの感がある。
主要都市別では、東京23区が上昇。都心部に底打ちの兆しがみられ、周辺区も横ばいから上昇基調にある。横浜市は、08年末から2200円前後で安定推移。千葉市は平均築年数がやや若返ったことで上昇したが、ほぼ同じ築年(約18年)だった10年3-4月と同水準の賃料であることから、安定基調と言える。反対に、さいたま市はやや下落。直近では高水準にあるものの、ここ数カ月の間に築浅物件が増えた影響が大きく、今後平均築年数がかさめば1700円を切る可能性も高い。
大阪市は反転上昇。ただ、平均築年数の若返りにもかかわらず下落が続いていることから、市況自体は弱含みと判断できる。
名古屋市は下落基調に変わりはないが、今春以降1600円前後で安定推移している。













