大言小語 慣れない教壇に立つ
住宅新報 2010年9月28日 号 1面
ある大学の不動産学部で、本紙記者数人が講師を務める不動産流通関係の特別講座が9月に始まった。今年度後期週1回(全15回)の講義となるが、全国的にもめずらしい試みだ。
▼業界紙の記者が慣れない教壇に立つ目的はたった一つ。不動産業界を就職先の一つとして検討している学生に、業界の生の姿を伝えることだ。業界が抱える課題は多い。紛争続きの賃貸住宅市場、住宅着工戸数の激減とその対応、Jリート市場の再生、回復し始めたマンション市況だが気になる中期展望など、思いつくままに挙げてもこれほど国民生活に密着した産業は他にない。
▼だからこそ、我々は不動産業が担う社会的使命の重要性を学生に伝え、山積する課題の緊急性も訴えたい。例えば、少子高齢化のスピードを考えれば、本格参入が始まった高齢者住宅の研究開発にこそ、若いフレッシュな感性が求められている。













