知って得する建物の豆知識(45) 欠かせぬ製鉄技術
住宅新報 2010年9月21日 号 4面
鉄は、鉄骨から鉄筋、木造建築の小釘に至るまで欠かせない素材です。よく、古い建築物では釘を1本も使わないことを自慢にしています。もちろん当時の大工の腕も良かったのでしょうが、釘は非常に高価だったため使いたくても使えないという事情もあったのです。建築用材としての鉄は、明治以降、西洋式溶鉱炉が導入されてから一気に普及しますが、それまでは和鉄が主に使われていました。
「たたらを踏む」という言葉は、歌舞伎で役者が花道を躓(つまず)きながら登場する様子などを言ったもので、「当てが外れ、勢い余って足踏みしてしまうさま」を表しています。「たたら」とは
鑪、鈩、蹈鞴、踏鞴などの漢字で表されますが、その意味は「ふいご」を踏む様子から転じて製鉄技術全般を指しています。













