大言小語 『100年前』に思いを馳せる
住宅新報 2009年1月13日 号 1面
2009年が幕を開けた。米サブプライム・ローン問題を発端とした世界的不況は深刻化の度を増し、不動産業界も混迷の状況が続いている。各地で開かれている新年会などに足を運ぶと、挨拶の中で毎度のように「100年に一度の大不況」という枕詞を耳にする。
▼では、100年前に思いを馳せてみる。1909年はどんな年だっただろうか。この年、鉄道の新たな歴史が幕を開けた。首都東京の中心を走る路線の名称が「山手線(やまのてせん)」に決定された。まだ環状路線になる以前だったが、日本を代表する路線名は一気に世の中に定着した。
▼第2次世界大戦後、連合国の占領下政策で鉄道にローマ字が併記された際、「YAMATE」と誤記されたことにより、「やまてせん」の読み方が広まったものの、歳月を経て、再び元の読みに。ヨドバシカメラの有名なCMの歌詞も90年代前半、「やまのて」に変更されたのも記憶に新しい。













