ひと 地域の問題、不動産業で解決 名古屋で駐車場業を展開する「不動産工房」代表 伊藤 維雄さん
住宅新報 2010年8月31日 号 2面
名古屋市を地盤に月極駐車場事業を展開する。検索サイト「駐車場どっとこむ名古屋」を開設し、駐車場ビジネスの裾野を広げた。
小学校の卒業文集に書いた将来の夢は、「不動産屋になって世界中の土地を買いまくる」こと。後半の発想が子どもらしいが、当時から不動産業界に漠然と憧れていた。その後大学では不動産学科を専攻、卒業後に大手不動産会社へ就職。夢を叶えた訳だが、試練はその先に待ち受けていた。
入社2年目の時、市との共同事業で駅前再開発を担当。身に付けてきた知識を生かそうと意気込んだものの、実際の現場は「想像以上に泥くさかった」。薄暗いビルの1室にパイプ椅子を並べ、地権者1人ひとりの意見に耳を傾ける。「よそ者が勝手なこと言うな」と怒鳴られることもしばしば。温泉旅行にも随行した。知識は何の役にも立たずに、事業完了まで3年間、胃を痛めつつ耐えた。













