大言小語 キャラクターブーム
住宅新報 2010年8月24日 号 1面
最近どういうわけか住宅・不動産会社の間で、キャラクター起用が目立って増えている。かつて住まいのキャラクターといえば、誰もが心を開き受け入れられやすい、子どもやペットの犬などと相場が決まっていたものだ。他業界の影響か、最近は住宅会社や不動産会社でもスーパーヒーロー系から経営トップの顔をイメージしたものまで、ユニークなキャラクターを起用する傾向にある。
▼バリエーションも豊富で、たびたび記念品にといただいているうちに、自らも収集コレクターになってしまったほどだ。ただ、すべてのキャラクターが華々しい活躍を見せているわけではない。大きな期待を背負って、記念行事で大々的にお披露目されたものの、失笑を買ってしまったキャラクターもいれば、日の目を見ることすらできなかったキャラクターも多いことだろう。
▼キャラクターそのものも、見ていて楽しく、集めても楽しい。今後も面白い、楽しませてくれるキャラクターの登場を願うばかりだが、キャラクターだけが先行するようでもまた情けない。組織として世間から高い評価を得て実力が伴ってはじめてキャラクターも生きてくるからだ。隠れ収集家になったおかげで、最近、人の顔まで思わずキャラクターと重ね合わせて見てしまう癖が付いてしまった。人間の中にも、個性的でユニークなキャラクターが大勢いることに気付かされる。













