「建物の情報不足」鮮明 中古購入者の4割が回答 インスペクション、解決の1つに
住宅新報 2010年8月17日 号 10面
日本ホームインスペクターズ協会(東京都中央区)はこのほど、セミナー「ホームインスペクション利用者100人のホンネ」を都内で開いた。会員会社のホームインスペクション(中古戸建て)利用者の中から、ランダムに100人を抽出し実施したアンケート結果を発表した。
「中古物件購入時に困ったことは」との問いに対し、「図面や履歴がなかった」を合わせると4割弱が建物そのものに関する情報不足と回答。また、「そうした不安はホームインスペクションを利用することで解決したか」との問いには、「どちらかといえば」を含め7割が「解決した」と答えた。
中古住宅保険に関する設問では、「ぜひ利用したい」「保険料次第では利用したい」の合計が38%。具体的な金額は、3万円程度を目安とする声が多かった。また、「(利用は)インスペクションの結果次第」との回答も35%を占めた。ただ、「インスペクション結果と保険が付いている売り物件を優先的に検討するか」との問いには、74%が「あくまで立地や価格とのバランス次第」と答え、両者の有無を優先するわけではないとの見方を示した。
このほか、「日本の住宅市場の事実で一番ショックなこと」を選択してもらったところ、「次世代省エネ基準の住宅でも他先進国と比べると性能は高くない」「現在と同数の新築住宅を毎年建て続けると、30年後の空き家率が40%を超える」が共に23%で1位だった。













