住宅の国産材利用広がる コスト、流通体制に工夫 『環境・新たな戦略』
住宅新報 2010年8月10日 号 17面
住宅会社が国産材の活用を積極化している。ログハウス事業のアールシーコアは9月、構造材に国産杉材を使用した新商品を発売する。アキュラホームはこのほど、注文住宅「オプティス」シリーズで管柱の国産材利用を標準化した。国産材の利用は輸入材と比べて安定供給やコスト面が課題。生産流通体制などを工夫する。住友林業は7月末、国産材の取扱い拡大などを目標として盛り込んだ木材調達の新行動計画を策定した。
アールシーコアは9月1日、構造材(ログ材)に国産杉材を使用した住宅「あきつログハウス日々の家」を発売する。これまであまり活用されていなかった中目材と呼ばれる直径20-30センチの木材を利用する。また、安定的に供給する方法として、産地、製材メーカー、建設事業者が連携した流通コンソーシアムを構築した。
ログハウスは、丸太を横に積み重ねて壁をつくる丸太組み工法。構造材である外周部に中目材を使う。戦後、政策的に増やされてきた人工林が、現在は中目材以上の大きさに成長し、更にこれから増える見込みだ。一方、製材活用としては小径材が中心の今、中目材から材を取ると無駄が多くなるため敬遠されがちという。資源としては豊富であるものの、積極的に活用されていなかった。そこで同社は、海外で培った製材・乾燥・加工の技術を生かして効率的に中目材を使う。













