大言小語 宗派を問わない墓地
住宅新報 2010年8月10日 号 1面
旧盆も近づき、墓参、先祖の…と考えていると、「永代使用料○○万円」「名門○○寺」という近所の墓地募集チラシ。窓口は提携する墓石を扱う石材店。ここの場合、「過去の宗派は問わない」だったが、都内の寺が募集する「宗派を問わない墓地」の募集は相変わらず目立つ。檀家制度や地縁血縁の希薄化、人々の経済活動などに伴う移動の多さから、無縁となる墓も多い。整理すると、新たな募集枠が広がるということだろう。
▼同じ仏教と言っても、宗派は様々で、それぞれに独自の戒律やしきたりがある。だが、日常的に仏教と向き合っている人でないと、その違いは分かりにくい。「宗派を問わない」のは大都市らしいが、檀家を確保する方策と考えると理解できる。一方、過疎地も人口が少なく、住職も高齢化が進み、本来の宗派にこだわっていられない事情もある。













