大言小語 居酒屋デビュー
住宅新報 2010年7月27日 号 1面
飲食店や居酒屋に1人で行くと、「お一人様ですか」と、やや非難めいた口調で聞かれることしばしば。1人ではいかにも効率が悪いと言いたげだが、これからは「お一人様」が社会の主役になることを認識しなければいけない。家族類型別世帯の比率を見ると、今年初めて「単独世帯」が「夫婦と子世帯」を抜いて1位となった。この差は拡大し続け、30年には単独が37%、2位の夫婦と子世帯22%を大きく突き放す。
▼30年といえば、団塊世代はすべて80歳代。単独世帯1820万戸の約半分が60歳以上の一人暮らしで、そのまた半分が75歳以上となる。今後は、高齢者の「お一人様」に的を絞ったビジネスこそ急成長の可能性を秘めている。日々の買い物や、料理・掃除・洗濯など家事を手伝う生活支援サービスは既に始まっている。ただ、お年寄りの健康のためには、外に誘い出すビジネスこそ重要だ。居酒屋は正午から営業を開始し、身近な社交場とすべきだろう。見知らぬ顧客同士が自然にコミュニケ-ションが取れる大型テーブルがいい。













