増える若者1人住まい--未来が見えますか(下) 「個族」ゆえに求めるもの
住宅新報 2010年7月27日 号 1面
住宅取得適齢期である20代後半から30代。通常は間近に迫った結婚や子供の成長を機に動き出すことが多いが、最近は単身生活そのものを楽しもうとする若者が増えている。20-30代の単身者は住まいにどんな夢を持っているのか。
「1年ほど前から単身世帯のリフォームが目立つようになった」と話すのは、三井のリフォーム住生活研究所の西田恭子所長。現在、30-80代の単身者のリフォーム事例を調査し、年代によるニーズの違いを分析している。◇生活を楽しむ
若い世代では男女とも、料理などの趣味を楽しみたい、というのがリフォームのきっかけだ。都心の駅近立地の中古マンションを購入し、500万-700万円ほどかけて改装する。30代では近い将来、結婚する可能性もある。しかし、ずっと住み続けるかもしれない。「将来は見えなくても、ある程度の期間、今の状態が続くならばもっと快適に暮らしたいという気持ちが強いようだ。売却や賃貸した場合を想定し、収益性のある物件になるように立地やリフォーム内容をしっかりと考えている」(西田氏)。中古住宅への抵抗が少ない世代でもある。無理のない費用で今よりも広く快適な生活ができる方法として中古住宅が選択肢に入ってきた。













