投資商品出そろう 少額からのETF登場 ハイレバレッジの先物も
住宅新報 2009年1月6日 号 5面
08年のJリートでは、ETFや先物・オプションなどの金融派生商品が登場し、株式投資と遜色ない投資環境ができあがっている。激動のJリート市場で利益を上げるための様々な投資商品を比較してみる。
08年に登場したJリート関連の金融商品のうち、最も一般化しそうなのは「ETF」である。
JリートのETFは、「東証リート指数に連動して運用する投資信託」を上場させたものだ。「Jリートください」、「はいこれです」というのがこの商品。Jリート全体の価格の動きを反映して動く。
特徴は、1万円程度の少額からの投資、リアルタイムの機動的な売買、隔月または4半期ごとの配当受け取りなどである。証券会社に株式の口座を作ればすぐに取引できる。信用取引の口座を持っていれば、ETFの空売りも可能だ。個人投資家が投資するレベルなら、流動性も十分あり売買できない心配も少ない。
従来からあるJリートの投資信託(FOF・ファンドオブファンズ)は上場されていないので、リアルタイム売買や空売りはまねできない。
少額投資の点では、最近では10万円未満の銘柄が続出しているので、こちらに投資すればよいとも思えるが、個別銘柄で株価の安いものはリスクが極めて高いということでもある。
ETFは分散投資されているとはいえ、Jリートの指数そのもののリスクが高まっている。株式との相関が高く、株式に対する分散投資効果は低い。現在のJリートはハイリスク化しており、本来のミドルリスクではないので、ハイリスク商品である株式投資の心得で投資しないと危険である。
ETFのほか、リート指数先物や個別銘柄オプションも新たに登場した。
東証リート指数先物は、証拠金取引でレバレッジ効果が高く、超ハイリスク・ハイリターンの商品である。流動性が今ひとつであるのでプロ投資家の利用が進むことが期待される。
先物の利用方法は現物銘柄のリスクヘッジが主だが、価格変動による譲渡益を狙う方法もある。投機を敬遠する向きもあるが、流動性の確保のためには投機資金の流入も必要との見方もある。
個別銘柄オプションは、多様な投資手法が取れるが、こちらも流動性がネックとなっている。一部の銘柄しか取引できない。基本的に、個別銘柄の価格下落リスクの「保険」として機能する。
また、投機的な取引方法としても活用できる。価格が変動しないときに利益を上げる戦略が可能になることや、価格が上がっても下がっても利益が出る戦略が可能になるなど、オプションならではの多様な投資戦略を取ることができる。













